Google八分についてWikipediaにはこのように記載されています。
グーグル八分とは、インターネットの検索エンジンサービス提供会社Googleが、提供する検索サービスの検索結果として表示されるはずのサイトの一覧から特定のサイトを取り除き、利用者が検索サービスを利用する際にそれらのサイトを表示しないようにすることである。
via:グーグル八分 – Wikipedia
一言でいうとGoogleに嫌われるということです。
ではなぜこんなことが起きるんでしょうか?
パンダさんとペンギンさん
Googleは検索の精度を上げるために検索アルゴリズムを改善し続けています。そのアップデートの名称にパンダとペンギンと呼んでいる2種類のアルゴリズム変更があります。
ペンギンはSEO対策を過剰にしているサイトの順位を下げて、パンダは役に立たないサイトの順位を下げると言われています。
君はGoogleのペンギンアップデートを心配するべきか? | SEO Japan
今回のタイミングでペンギンやパンダが実行されたわけではないのですが、恐らくペンギンに引っかかっているのではないかというデータが出て来ました。
Google Analyticsでバックリンクを確認する
バックリンクというのはサイトのURLを記載してリンクしてくれることを言います。SEOではこのバックリンクは非常に大事です。というのもGoogleのもともとの思想として、優れた学術論文の評価方法から編み出したページランクという考え方があります。優れた論文というのはたくさんの論文に引用される。つまり、優れたサイトはたくさんのサイトに引用される。バックリンクされるということです。
これを元にSEO業者というのが出てきて、適当なサイトをたくさん作って、検索順位を上げたいサイトにリンクを貼りまくるということをして検索順位を上げたりします。少し前まではこれで良かったんだと思います。
ところがこういう意図的な検索順位の操作をGoogleが嫌がって取締始めました。それがペンギンアップデートです。
で、本題に戻ってサイトのバックリンクを確認したところ、特定のサイトからすごい数のリンクが貼られていました。サイト自体は問題のあるサイトでもなく普通のサイトです。恐らく前の環境のWordPress.comがなぜかバックリンクされることを引き起こしてそうでした。2サイトから1000を超えるリンクが貼られていました。今、記事数がまだ120くらいで、トップページに600くらいリンクが貼られていました。
これについて考察してみると、恐らくGoogleのアルゴリズムとしてはSEO対策のためのバックリンク用のサイトから過剰にリンクを張っていると判断したんではないかと思うわけです。
SEOは検索順位を上げるための施策ですが、逆に検索順位を落としてしまうSEOSPAMというやつもあります。もちろん意図的ではなさそうですが、結果的にこのバックリンク達がSEO対策だと思われて、結果ペナルティで検索順位が落ちたのではないかと考えました。
今回とった対策
上記バックリンクの他にも、表示速度が遅いんじゃないかとか、画像がクリエイティブコモンズライセンス違反してないかとか、いくつか気になるところも修正しました。
で、今回本質的だと思ってやってみたのが、以前のサイトからのリダイレクトの停止です。
このバックリンクたちは以前のWordPress.comサイト経由で貼られていることが確認できたので、リダイレクトで飛んでくるのを止めれば結果としてバックリンクが消えるのではないかと考えました。これによっていつ頃元の状態に戻るのかはわかりません。もしかしたらもう致命傷かもしれません。でも、少し様子を見てみようと思います。
特にこれによって収入が減ったりするわけでもなく、仕事の失敗というわけでもないのであまり痛くはありませんが、こういう経験をして分析して、対策するというのは仕事につながるところでもあるので、不幸な状態にあるはずなのになんか得した気になりました。
タダでは起き上がらないという気持ちで、ちょっと状況改善に努めてみます。
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