働き方改革の根底にあるもの

最近働き方改革が話題です。
様々な背景についても解説がありますが、最近わかった背景が色々と納得がいったので頭の整理をかねて記録しておきます。

価値観の変化

根底にあるのが価値観の変化です。
これは日本だけの話ではなくグローバルで起きているトレンドです。
ものづくりでは従来の大量生産時代から多品種少量生産になっています。
この背景に価値観の多様化があります。人の好みは様々で違いが価値を生むようになっています。
さらにこの多品種少量生産を実現するテクノロジーの進化もタイミングとして合致しています。
IoTとかIndustry4.0とかそういうキーワードの界隈がそれです。

マネジメントの変化

その価値観の変化に応じて、企業のマネジメントも変調の兆しがあります。従来の管理体制は前述の大量生産時代の管理手法。このころのマネジメントシステムは、テイラーシステムといわれるフレドリック・テイラーによって確立された、工場の作業者を効率的に管理するための科学的管理方法とも呼ばれているものを前提に作られています。一日の標準作業量や作業の標準化を行い、生産性を向上させる仕組みです。

大量生産時代にはこの方法が機能していました。この手法が確立されててから今日まで、多くの企業がこの価値観を正として企業文化を醸成してきているわけです。

例えばオフィスレイアウトは島のお誕生日席に管理者が座り、部下たちの管理を行います。各工程は部品と同様で工場のラインのように管理しやすいようにレイアウトされています。テイラーシステムでは構想労働(考える)と実行労働(行う)は分離する考え方なので、管理者の仕事は労働者にもっと仕事をさせることとなります。多くの企業がこの価値観になっているということは、感覚で言っても間違ってると感じる人は少ないでしょう。

ここで従前の価値観が変わってきた影響が強まってきました。大量生産が正義だった時代が終わり、多様であることを受け入れて行動できる組織が強い組織として評価されます。

オフィスのレイアウトの変化はトレンドがありますが、フリーアドレスなどの取り組みもこの変化の流れが少しずつ加わってきた影響なのかもしれません。

働き改革とは?

話を戻して働き方改革ですが、日本の社会問題もさることながら、価値観の変化から来る大量生産時代の終焉、つまりはテイラーシステムからの脱却が昨今の価値観の変化の根底にあり、そのために働き方改革を行って時代にフィットしていくことが必要ということなのかもしれません。

当然ながら社会問題としての少子高齢化や長時間労働是正なども大きな要因の一つです。労働者人口が減少していく中でいかに生産性を高めるかということも当然忘れてはいけませんが、一方で価値観の変化ということも大きな要素だと思うので、この視点も忘れずに意識しておけると働き方改革をより深く理解できるような気がします。
 
 

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