ランニングする前に読む本

フルマラソンで自己記録を更新できるように毎週末走っています。ただし、それを続けることで何かがうまくいっている気があまりしなくて少しマンネリ化していたこともあり、科学的な解決策があるといいなー程度の軽い気持ちで本屋で「ランニングする前に読む本」を手に取ってみました。

サブタイトルに「最短で結果を出すか科学的トレーニング」とあるように、中身は予想を超えて科学的です。科学的根拠があるとすっかりその気になるというか、すごく力になりそうな気がしてきました。

ウォーキングよりもランニングが良い

もともとウォーキングをするということはやってませんでしたが、体力に自信がなかったり年配の方はウォーキングという選択肢はあると思います。本書によるとゆっくりな速さではウォーキングもランニングもしんどさは変わらないにもかかわらず、エネルギー消費量はランニングの方が多いそうです。驚くことにランニングはゆっくり走っても早く走ってもほとんど同じくらいのエネルギーを消費するらしく、らくにエネルギーを消費するにはゆっくり走るのが良いそうです。歩くくらいの速さで走ることを著者はスロージョギングと呼んで推奨していて、この走り方だと疲れずにエネルギーを消費できるのでダイエットにも良いし長距離を走るためのトレーニングにも良いそうです。

著者自身がフルマラソンを3時間台で走る上に、マラソンを始めたのが30代後半ということで、説得力も感じられました。

フルマラソンを走りきるために必要なこと

フルマラソンは長距離を走るのでひたすら走り込むことがタイムを縮める解決策かと思っていました。本書では科学的に走っているときに起こることを解説されています。フルマラソンで走れなくなるのは「グリコーゲンの枯渇」が原因で、つまりは糖が不足することによるガス欠。電池に蓄えた電気とガソリンをかけ合わせて走るハイブリッドカーに例えると、電気が脂肪、ガソリンが糖質に例えられるとのことで、体内に蓄えられた脂肪をうまく使いながら糖質を切らすことなく走ることができれば長距離を走りきることができるそうです。

では脂肪を使って走るためのトレーニングはどんなものかというと、早朝・空腹トレーニングだそうです。この状態の場合、より選択的に脂肪をエネルギー源として使うことになるためおすすめだそうです。

他にも最大酸素摂取量などのことにも触れられていて、科学的に健康とランニングを解説してあり非常にためになります。

ランニングで足腰を痛めるという心配はありますが、その点についてはスロージョギングによって解決できることなども補足されています。フルマラソンを走って膝と腰が痛くなったことがあるのですが、スロージョギングを地道に行うことで回避できそうな気がしています。

これから健康のために走ってみようかなとか、マラソンを次のステップにと考えている方におすすめの一冊です。急激な運動だけが運動ではないので、まずはゆっくり走るだけでも始めてみてはいかがでしょうか? 
 

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