宇宙にかける夢の聖地「ケネディ宇宙センター」で人類の科学力に感動する

インディアナポリス

宇宙への挑戦で欠かすことのできない組織NASA。
via:NASA
アメリカの宇宙工学と人類の科学力が集結されていると言っても良いかもしれません。

アメリカ航空宇宙局(アメリカこうくううちゅうきょく、National Aeronautics and Space Administration, NASA)は、アメリカ合衆国政府内における宇宙開発に関わる計画を担当する連邦機関である。1958年7月29日、国家航空宇宙法 (National Aeronautics and Space Act) に基づき、先行の国家航空宇宙諮問委員会 (National Advisory Committee for Aeronautics, NACA) を発展的に解消する形で設立された。正式に活動を始めたのは同年10月1日のことであった。 NASAはアメリカの宇宙開発における国家的努力をそれ以前よりもさらに充実させ、アポロ計画における人類初の月面着陸、スカイラブ計画における長期宇宙滞在、さらに宇宙往還機スペースシャトルなどを実現させた。現在は国際宇宙ステーション (International Space Station, ISS) の建設を進めている。
via:アメリカ航空宇宙局 – Wikipedia

そんなNASAの施設の1つであるフロリダにあるケネディ宇宙センターに行ってきました!

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via: Kennedy Space Center Home Page | NASA

ケネディ宇宙センターのあるフロリダの他にもう一つ重要なNASAの拠点があります。それがヒューストンです。自分もケネディ宇宙センターに行くまで知りませんでしたが、打ち上げるのがフロリダ、打ち上がってからがヒューストンの管轄だそうです。打ち上がるという言葉の定義も決まっていて、打ち上げ機が地上を離れて何秒か(たしか4秒?)がケネディ宇宙センター、それ移行がヒューストンだとか。確かに宇宙モノの映画なんかで聞くのは宇宙空間にいる乗組員とヒューストンの交信です。「ヒューストン聞こえますか?」みたいなセリフはよくありますよね。

なので、ついついNASA=ヒューストンと思いがちですが、こちらのケネディ宇宙センターは打ち上げる重要な拠点です。

宇宙開発計画

アメリカの歴史で有名な宇宙開発計画は「マーキュリー計画」「ジェミニ計画」「アポロ計画」などがあります。ロシアとの宇宙開発競争などもあり相当な国費を投入されたようです。この歴史があってこそ今の宇宙開発が実現できているわけで、それはそれで大切なことだったのかと思います。とにかく宇宙に人を送り込むことを優先したマーキュリー時代、2人の有人飛行のジェミニ時代、そして月面着陸のアポロ計画。

そしてその宇宙開発計画を推進するために貢献した大統領の名前をとって、この施設はケネディ宇宙センターと名付けられているそうです。なんかドラマがありますよね!

ケネディ宇宙センターの保有シャトル

スペースシャトルの打ち上げは最近ニュースで聞く機会が減ってきたように思いますが、シャトルの名前はなんとなく覚えているもので、「エンデバー」「ディスカバリー」「コロンビア」「アトランティス」「チャレンジャー」あがり、そのうち「コロンビア」と「チャレンジャー」は残っておらず、現存しているのは3機だそうです。確かにニュースや本で知ってる名前です。この名前だけでも十分夢と浪漫を感じてしまいます。

立地

場所についても確認しておきましょう。場所はフロリダ州で、ディズニーワールドリゾートのあるオーランドからは車で約1時間というところです。レンタカーを借りても行けると思いますがツアーがオススメです。やっぱりこういう施設は背景の情報があると楽しみが倍増します。今回は日本語のガイドがあるツアーを申し込みました。10名くらいのツアーでゴールデンウィークにディズニー旅行という方が多かったですが、日本人同士で行くとコミュニケーションがしやすいのは良いですね。せっかく行くならガイドさんに教えてもらう方がおもしろい!

遠目に見えるシャトル

まず外観ですが、スペースシャトルやロケット自体が大きなものなので少し遠目から目に入ります。大きいこと、メカなことがテンションを上げてくれます。入り口はこんな感じです。

ロケットがたくさん並んでいます。NASAのロゴも映画の中でしか見たことにないものが目の間にあるのでまたしてもテンションが上ります。

博物館

ケネディ宇宙センターの一般公開されているところは、一言で言うと博物館です。過去の宇宙開発計画が学べます。過去の計画「マーキュリー計画」「ジェミニ計画」「アポロ計画」の時の人や出来事などを学びました。知ってから行けよと言われそうですが、知らなくても十分楽しめます。

もう一つ目を引くのが赤い巨体が目印の燃料タンクとSRB。スペースシャトルは大きく3つに分かれていて、人が乗っていて世の中一般に言うシャトルの部分がオービター。それに液体と固体の燃料タンクがついています。燃料タンクは使い捨てと再利用があり、再利用に関しては仮題が多かったようです。
via:アメリカ航空宇宙局 – Wikipedia

現役から退いたスペースシャトルも展示されていて、宇宙の苛酷さを物語っています。スペースシャトル計画は十年超かかって初飛行が成功という長い物語です。その中でも表面の素材作りは時間がかかったそうです。近くで見ると表面にレンガのように断熱材が貼り付けられています。

こちらが噴射口。お目にかかれる機会なんてこの後はないでしょうね。きっと。

各打ち上げ計画にはエンブレムが制作されるそうです。それぞれのテーマに合わせたエンブレムになっています。

バスツアー

ケネディ宇宙センターは複数の施設があるのでそれを見るためのバスツアーがあります。それに乗って行くと各施設を見ることができるので効率的です。

アポロ計画で人類最初の月面歩行をしたニール・アームストロングの話もありますが、その時の同乗者で月面に降りた2人目の人類であるバズ・オルドリンの話もトリビアでした。なんとピクサーのトイ・ストーリーに出てくるバズ・ライトイヤーのモデルだそうです。
via:バズ・オルドリン – Wikipedia

こちらはバスツアーで行った先の施設にある、まだ打ち上げられていないけど打ち上げようと思ったら今でも打ち上げ可能なロケット。両脇にはエンブレムが勢揃いしています。

IMAXシアター

見学施設内にはお土産屋さんと映画館があります。映画は2つあり、1つはトム・クルーズが、もうひとつはレオナルド・ディカプリオがナレーションをしています。時間の都合もあり今回はトム・クルーズがナレーションしている宇宙での映像を編集した方を見ました。

まとめ

ということで、まとまりなくケネディ宇宙センターのことを書いてみましたが、実際行ってみると感じるのが宇宙にかけた人たちとその背景にあるドラマみたいなもの。そのスケールがでかいので、また浪漫が詰まってると思えます。今の政策では宇宙開発が実質凍結しているようなので、しばらくは打ち上げがないわけですが、民間での打ち上げができるように研究が重ねられているそうです。一回宇宙に行くのに3000万円・・・。「ちょっと海外に」というくらいに気軽に行ける日は、自分の目の黒いうちは難しそうですが、いつの日が人類が宇宙にさくさく行く日がくるのかもしれません。そんな夢の入り口ともいえるケネディ宇宙センターでした。

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