笑いありテンポ良し!コメディ邦画「謝罪の王様」

3連休の真ん中ですが家族が風邪を引いて体調不良。自分も少しやられてます。そんなわけで何か気楽に見れる映画を見ようと思い、TSUTAYAに行ったところ新作棚で見つけた謝罪の王様。気楽に見れると思って借りた狙いは果たしてくれましたが、面白かったので普通に満足しました。ということでレビューです。

映画『謝罪の王様』オリジナル予告編

各所で出てるあらすじはこちら。

架空の職業である「謝罪師」を生業とする黒島譲(阿部サダヲ)が、ケンカの仲裁のような小さなトラブルから、政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、ひと癖 もふた癖もある依頼人から舞い込む大小さまざまな事件に遭遇。降りかかる難問を次から次へと謝罪のテクニックを駆使して解決し、ついには土下座を超える 「究極の謝罪」で謝る!

一文で書くと謝罪のプロである阿部サダヲ扮する黒島が所長を務める東京謝罪センターの活躍を描いた映画です。その依頼内容とキャラクターが個性的で、各依頼がサブストーリーとなって独立して展開します。脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲ、監督・水田伸生の『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』チームということで、その辺りのテンポ良さが心地よく、気楽に見て楽しめるコメディに仕上がってます。

サブストーリー同士がからみ合って最終的に一つのシナリオに収束していくところは痛快でストーリーの構成が意外としっかりしていることに驚かされます。パルプフィクションに似た感覚になるというとわかりやすいかもしれません。さすがクドカンのドタバタな感じですが、きちんと伏線を回収したのが良かった。また、怪演ぶりの際立つ阿部サダヲもいつもながら面白くて安定感がありますね。最後はちょっと締まりきってないけど、それはそれで楽に見れたので自分としては良かったです。

流れるようなストーリー展開のテンポの良さと、張り巡らされた伏線を回収しながら最後にシナリオが一つになる痛快さが見た後に心地よい印象を残してくれます。

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