本書では以下の目次の沿ってまとめてあります。
序章 なぜここで働かなければならないのか?
――「夢の組織」を思い描く
第1章 ありのままでいられるように
――「違い」は埋めず、むしろ広げる
第2章 徹底的に正直である
――今現実に起きていることを伝える
第3章 社員の強みと利益を理解し、強化する
――ひとりひとりのために特別な価値を創造する
第4章 「本物」を支持する
――アイデンティティ、価値観、リーダーシップ
第5章 意義あるものにする
――日常の仕事にやりがいをもたらす
第6章 ルールはシンプルに
――余計なものを減らし、透明性と公平性を高める
第7章 本物の組織をつくる
――トレードオフと課題
本書のタイトルにDREAMと入っているのはこの章立てにも反映されています。
Difference「違い」
Radical honesty「徹底的に正直であること」
Extra value「特別な価値」
Authenticity「本物であること」
Meaning「意義」
Simple rules「シンプルなルール」
本書ではリーダーと組織の課題として調査結果をまとめたものとしていますが、実際には組織をより良くしたいすべての人に対して読んでほしいという想いで書かれているので、すべての方にとってためになる内容となっています。
各章にリーダーが取るべきアクションのチェックリストもついているので行動に移れるように実践的なアドバイスがまとまっています。
当然ながらすべての項目を一度に行うことはできないので優先順位をつけることを本書でも推奨しています。組織文化を変革するということは一朝一夕でできるものではないので、優先順位をつけながら時間をかけて繰り返し実行することが大事なのではないでしょうか。
最近働き方改革という言葉も毎日聞くようになりましたが、具体的に何かを実行するときにヒントになることがたくさんあるので、これから組織改革をやりたい方はモチベーションをあげてくれる本だと思います。
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