数年前からマインドフルネスという言葉をビジネス書などで見る機会が増えてきた。カタカナ用語なので言葉の意味を正確に解釈できないかもしれないが、Wikipediaによると下記のように記されている。
マインドフルネス(英: mindfulness)は、今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり[1][2][3]、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる[2][4][5]。マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%82%B9
日本語訳は瞑想といったところだろうか。自分自身を見つめることで気づきを得るようなことの総称として解釈している。それを自分の言葉にすると「自分との対話」ということかなと。
ランニングをしない人にとってはなぜ走るのか?という問いに対して、漠然と健康のためとかダイエットのためという考えが多いと思われる。そういった趣旨で走ってる人が多いのは否めない。おそらく走っている人の半分くらいそうだと思う。
一方で既に走ることが習慣になっている人は、自分も含めて、走ることで自分と対話をして考えを整理したり心のデトックスをしているんではないかと思っている。
ランニングというスポーツは驚くほどエンターテイメント性がない。ボールの扱いがうまくなったりしないし、一人で走ってるとチームワークも発揮しない。点が入ることもなければ動きが変わることもない。
数人でおしゃべりしながらゆっくり走るという楽しみ方もあるけど、ひとまずここではそれは置いておこう。
そうなると、ただ淡々と走り続けることになる。
だからこそ、走ってる間は自分と対話する時間が生まれる。
その日のコンディションについて点検しながらフォーム・練習方法について考える人もいれば、仕事や家庭の出来事を振り返ったり課題解決に向けて思考をしたりする人もいるだろう。
要は走ってる間は意外と頭を使うことができるということだ。
走ってる間はテレビや本を読むような視覚を使ったながらはできない。一方耳や頭を使ったながらはやりたい放題だ。
ビジネスでマインドフルネスが取り入れられるのは、ストレス軽減や集中力を高めることで意思決定やパフォーマンスを上げることによるらしい。走りながら自分と対話すれば、体も鍛えながら心も鍛えることができて一石二鳥だ。
自分との対話の時間と思って走れば、走る時間もより充実した時間になるのではないだろうか。
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